「公表したかった」クラスター50人の県立病院 沖縄県に何度も働きかけたと説明 沖縄県立中部病院(うるま市)で発生したクラスター(感染者集団)を巡り、同院の玉城和光院長は1日午後に同院で記者会見し「病院としては公表を県病院事業局に何度も働きかけてきた。隠蔽には当たらない」との認識を示した。

同院によると、院内で5人以上の感染が発生しクラスターとなった5月末ごろ、病院事業局に記者会見を提案したが、1日に同局の担当者から控えるようメールがあった。

その後、6月7日に同局から会見を打診され、11日のオンライン開催が決定。

準備を進めていたが、10日に同局の担当者から取りやめてほしいという趣旨のメールが届いたという。

理由について、玉城院長は「県側に聞いてほしい」と述べた。

 橋口幹夫副院長は「タイムリーに公表したかった。ただ、我々は県の組織なので、指示をあおがなければいけない」と説明。

「患者にも家族にも院内感染だとは伝えていた。現場として、隠蔽という感覚は一切持ち合わせていない」と述べた。

 同院のクラスターは5月24日から6月17日にかけて発生。

1日時点で感染は患者36人(うち死亡は17人)と職員15人の計51人となった。

 6月30日の県議会の質疑で発生が明らかとなり、県議から「組織的な隠蔽だ」との指摘があがっていた。

2021年7月1日 16:24 沖縄タイムス