7/1(木) 6:30 配信 河北新報  青森県農協中央会は30日の通常総会で、任期満了を迎えた役員の改選議案提出を見送った。

会長職を含む理事・監事の計11人が空席となる異例の事態となった。

津軽地方と県南地方の農協間の感情的な対立が背景にあるとみられる。

 後任が決まるまでは、総会をもって30日に退任した阿保直延前会長をはじめ前役員が職務執行者として職務を続ける。

 役員改選を巡っては、4月の推薦会議で次期理事・監事の候補11人が示されたが、津軽からの候補者選出に関して県南を中心とする農協が反発。

候補者全11人について、規定の3分の2以上の賛成を得られず推薦は否決された。

 その後も対立は解消されず、混乱の責任を問われた阿保氏は5月に代表理事を解職され、代表権のない「理事会長」になった。

役員改選の日程案も否決されるなど調整は難航し、総会までの改選議案提出には至らなかった。

 総会では県南の農協組合長から阿保氏の即時辞任を求める発言が出たものの、緊急動議などはなかった。

津軽側と県南側の歩み寄りがなければ、役員空席が長期化する可能性もある。

 阿保氏は総会後の取材に「前理事として職務を続ける方針だが、理事会長の職務執行者は辞退したい。混乱を招き組合員におわびする」と述べた。