米国では新型コロナウイルスワクチンに関して、地域ごとの接種率の格差が過去3カ月で急拡大した。

接種促進の取り組みが続くにもかかわらず、その差は広がるばかりだ。

全米レベルなら、状況は悪くないように見える。

接種ペースは1日当たり約30万人で、少なくとも1回接種を受けた人は全体の54%に上っている。

だが、郡レベルの新たなデータを見ると、全国レベルの数値と地域レベルの現実に大きな開きがあることが浮き彫りになった。

接種率の低い郡(多くは南部や中部に位置)で1回接種が済んだ人の数は、接種が最も進んだ都市部や東・西海岸沿い地域の 半分未満にとどまっている。

さらにこうした接種率の低い地域が先行地域に追い付く気配はなく、感染の新たな波を防ぐのに必要とされる水準は大きく下回ったままだ。

接種率で5分割した際の最下層に含まれる郡では1回接種済みの割合が平均でわずか28%、接種完了の割合が同24%。

こうした郡はより地方にあり、貧困率が高い一方で教育水準が低く、政治的に右寄りの傾向にある。

テキサスA&M大学で農村部の公衆衛生を研究するティモシー・キャラハン氏は、「この状況は非常に厳しい結果を招くかもしれない」と指摘。

「ワクチン接種がまれで集団免疫に程遠い郡がある一方で、接種率が高い郡も存在する。 持つ者と持たざる者とで分断された国に向かっている可能性がある」と述べた。

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