北海道新聞06/28 18:04 【夕張】夕張市が2006年6月20日に、353億円もの累積赤字を抱えた財政破綻状態であると表明してから15年が過ぎた。

全国唯一の財政再生団体として、現在も毎年26億円を国に返済し続け、そのために高額な水道料金や公共施設の閉鎖など市民に負担を強いている。

完済予定の26年度末まであと5年。

財政再生団体から脱却した後の市民生活はどう変わり、財政運営はどうなるのか、市は青写真を描くことが求められている。

「店の売り上げが伸びない中、手痛い出費」。

夕張市内の居酒屋「俺家(おれんち)」の店主、小野佐知子さん(58)は6月上旬、水道料金の納付書を手にため息をついた。

市の水道料金は財政破綻当時、1カ月20立方メートル(口径20ミリ)の場合、5848円だったのが、12年の料金改定で現在は全国一高い6978円となっている。

俺家の水道料は下水道も含めて1万2千円に上る月もある。