北海道内では新型コロナワクチンの接種の動きが加速化する一方、医師の確保や国からのワクチン供給が困難になるケースも出ていて、課題も浮き彫りとなっています。

「4番どうぞ」 「痛み、しびれはありませんか?」「大丈夫です」 江別市の北海道情報大学で、29日から始まった「職域接種」。

(長南記者)「こちらの大学では学生だけではなく、周辺の学校教員たちも、ワクチンを接種することが出来ます」 学生や学校関係者のほか、市内の幼稚園や小中学校の教職員ら約5000人が対象で、29日は480人が接種しています。

(大学生)「普通の注射と変わらないですね。早めに打つことができてよかったです」 (小学校の教師)「自分がうつしてしまったら大変ですから。安心して子どもと接することができます」 (北海道情報大学 西平順学長)「市内の小中学生・幼稚園も含めて、安心してできるだけ早く、教育環境を整えることが大きな目的になっています」 千歳市では、年齢別にワクチン接種の予約受付を進めています。

29日は、65歳から68歳までの人が対象です。

「下の方にいくと会場を予約する」 千歳市では、接種予約のときに電話がつながりにくいことやインターネットに不慣れなどの高齢者の声を受けて、接種予約のサポートをしています。

(サポートを受けた男性)「(スマホは)使わないことが多いのでやっぱり不安なので。電話というのもなお不安だし」 (千歳市社会福祉協議会 森杏佳さん)「(64歳以下の方)それ以降はスマホが出来る方も増えてくると思うので、会場は設置しないが個別に対応してできればと思う」 (武田記者)「釧路市では高齢者へのワクチン接種で医師を確保するため、ある手段を講じました」 集団接種で懸念されているひとつが「医師の不足」です。

(釧路市都市経営課 小西芳武さん)「このまま行くと医師確保できるか不安に思いながら進めていた」 そこで釧路市は医師を確保するため、期間限定で日給17万5千円の高額な報酬を提示。

東京や兵庫などからも接種に必要な73人の医師を採用できたといいます。

(釧路市都市経営課 小西芳武さん)「早め早めで手を打てたという印象はある」 また、困惑しているのは函館市です。

先週、国から届いたメール。

その文面には、「ワクチンの供給が困難」と書かれています。

(函館ホテル旅館協同組合 齋藤利仁副理事長)「ワクチンを用意できない、いったんキャンセルしてくれと」 函館ホテル旅館共同組合は、7月上旬から職域接種を予定していて、1000人分のモデルナ社製ワクチンを国に申請していましたが、ワクチンの供給が一時停止に。

今後の接種スケジュールは未定といいます。

(函館ホテル旅館協同組合 齋藤利仁副理事長)「医療機関にも無理を言って日にちを合わせて頂いたので、はしごを外されてしまったというか、大変ショックでした」 ワクチン接種の動きが加速する一方、今後医師やワクチンをどのように確保するかが課題となっています。

6/29(火)「どさんこワイド179」  6/29(火)16:34更新