米政府の新型コロナウイルス対策調整役を務めるジェフリー・ジエンツ(Jeffrey Zients)氏は22日、 7月4日までに国内の成人7割に新型ウイルスワクチンを1回以上接種するとした政府の目標について、期日通りに達成できない見通しであることを認めた。

米ファイザー(Pfizer)、米モデルナ(Moderna)、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製のワクチン3種いずれかの接種を 1回以上受けた18歳以上の米成人の割合は、22日時点で65.4%となっている。

ジエンツ氏は記者会見で「全成人の70%が接種を少なくとも1回受けるまでには追加で数週間かかる」との見通しを示した。

だがジエンツ氏は、新規感染者数が大幅に減り、ワクチン接種完了者が大勢で集まることも安全とみなされる状況になったことから、 ジョー・バイデン(Joe Biden)政権がコロナ禍からの復興で「私たちが抱いていた最も高い期待を超える成功を収めた」と指摘した。

成人のワクチン接種率は、州によって大きな差がある。

北東部では接種率が高く、中でもバーモント州では接種を部分的に済ませた成人の割合が84%、完全に済ませた成人は75%に上る。

一方、南部では接種率が低く、ミシシッピ州では接種を1回受けた成人の割合が45%、2回受けた成人は37%にとどまっている。

ワクチン目標、達成ならず 地域的にも共和党支持者が多い南部で接種をためらう傾向が強いという。