6/22(火) 17:06配信 Yahoo!ニュース オリジナル 特集 記事の一部抜粋 女優として幅広く活躍し、声優を担当することもあれば、歌手活動もする上白石萌音(23)。

しかし、そんな八面六臂の活躍の裏で「いつも歯がゆさは抱えながらやっています」とも語る。

「自分は個性がない」「自己肯定感は低い」と述べ、SNSの心ない声も「わかる」からこそ悲しくなるという。

デビュー10周年を迎え、華々しいキャリアの中で上白石が抱えてきた葛藤の正体とは。

(取材・文:宗像明将/撮影:佐々木康太/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) そんな上白石が、見ないようにしているものがあるという。

SNSだ。

「容姿のことや表現力のことで、嫌なことを言われたりしますけど、そういう声にはすごく共感します。だって、わかるから(笑)。『わかるから痛い』って感じですね。特に見た目のことを言われると、『でもさ、どうしようもないんだよね』って思う。だから怒りよりは悲しみにいきます」 その悲しみは、必ずしも仕事に昇華されるとは限らないという。

「バネにはなりますけどね。でも、そういうときにできた傷って完治はしないので。『これが悲しみ』って思うしかない。でも、そういうときに救ってくれるのもエンタメ。だから『この仕事で悩み、この仕事に救われ』っていう感じです」 撮影:佐々木康太 2021年、上白石はデビュー10周年を迎えた。

はた目には華々しいキャリアを歩んできた彼女だが、自己肯定感について聞くと、意外な答えが返ってきた。

「自己肯定感は低いですね。公に出ている私と、私自身って切り離しているところはあります。私はすごく自信がないし、自分のこともそんなに好きじゃないけど、表に出て、ステージに立って、カメラの前に立ったら、そんなこと言ってられないので。そこにまずギャップがありますね」 家に帰ると、仕事の場とは異なる自分がいるという。

「めちゃくちゃ仕事の準備をします、『大丈夫かな、大丈夫かな?』って思いながら(笑)。自己肯定感が低いから準備をするんだと思います。悩んでる人は多いと思うんですよ、『自信をつけたい』って。でも、『自信がなくていいと思うんだけどな』って。自信がないまま頑張って、奇跡的にでも一回発揮できれば、それがまたお守りになって頑張れる。自信がないほうが成長するかなって、ここ最近思えるようになりました」