浦和が柏のFW江坂任(29)を獲得することが20日、濃厚になった。

 抜群の攻撃センスを誇り、3月に森保ジャパンで日本代表デビューも果たした江坂には今夏、浦和を含め、G大阪など複数クラブがオファー。

今季ここまで18位とJ2降格圏に低迷する柏で、リーグ戦2得点とその力を十分に発揮しきれていないが、環境を変えることでさらなる成長を求め、浦和移籍へと近づいているもようだ。

 リカルド・ロドリゲス監督(47)を迎えた今季の浦和は、シーズン序盤こそつまずいたが、スペイン人指揮官の戦術浸透が進み、新たなスタイルを築きつつある。

さらにシーズン途中にFWユンカー(27)、DFショルツ(28)、日本代表DF酒井宏樹(31)を獲得。

ここにFW、2列目など前線の複数ポジションをこなし、自身の得点以外でもチームの攻撃を最適化する能力を持った江坂を加えることで、リーグ首位を独走する川崎に対抗し、目標の来季ACL出場権獲得に向けて大きな戦力を整えようとしている。

 J2群馬からプロのキャリアをスタートした遅咲きの江坂だが、今年3月25日の親善試合・韓国戦で日本代表デビューを果たし、CKから初アシストも記録した。

5、6月の代表活動には招集されなかったが、国内トップクラスのアタッカーとして、今後の代表復帰も十分視野に入る。

復権を狙う“赤い悪魔”が、さらなる代表クラスの実力者まで獲得すれば、近年のJリーグでは異例の大型補強に成功することになる。

 ◆江坂 任(えさか・あたる)1992年5月31日、兵庫・三田市出身。

29歳。

神戸弘陵高卒。

2011年に流通経大に進学し、13年総理大臣杯、14年全日本大学選手権でそれぞれ優勝&得点王。

15年にJ2群馬入団。

16年にJ1大宮、18年に柏へ移籍。

19年にJ1昇格に貢献。

今年3月に日本代表に初選出され、韓国戦で代表デビュー。

J1通算146試合、35得点。

175センチ、67キロ。

右利き。