WHO=世界保健機関は、新型コロナウイルスの発症と重症化を防ぐ「切り札」と期待されるワクチンの1つ「mRNAワクチン」の技術移転のための拠点を南アフリカに開設する準備を進めていることを明らかにし、アフリカでのワクチンの製造能力が高まることに期待を示しました。

WHOのテドロス事務局長は、21日の定例の記者会見で「mRNAワクチン」の技術移転を行う拠点を南アフリカに開設するため、現地の企業などと連携して準備を進めていることを明らかにしました。

新型コロナウイルスの「mRNAワクチン」を製造しているファイザーとビオンテック、それにモデルナと具体的な技術移転の方法について協議を始めているとしています。

テドロス事務局長は「アフリカで新型コロナウイルスのワクチンやさらに別のワクチンの製造能力が高まる、重要な瞬間となることを願う」と期待を示しました。

WHOはアフリカについて今月17日、感染の本格的な第3波に突入しているもののワクチンの普及が遅れ、アフリカ全体で接種を終えた人は人口の1%にも満たないことを明らかにしています。

NHKニュース 2021年6月22日 9時00分