タイの首都バンコクでは変異ウイルスによる感染拡大で規制の強化が続いていて、飲食業や観光業に従事する人たちからは観光客の激減などで生活に深刻な影響がでているとの声が多く聞かれました。

タイでは、3月末ごろから変異ウイルスの感染が拡大し、一日あたりの新たな感染者数が2000人を超える状態が続いています。

外国人旅行者向けのゲストハウスやバーが並び、特にバックパッカーたちの拠点として知られる「カオサン通り」は、4月以降、アルコールの提供禁止などの規制の強化による観光客などの激減の影響で多くの店がシャッターを下ろした状態となっています。

レストランが4月に閉店となり、今は屋台で生計を立てているという女性は「今の収入は一日1000円以下です。でもほかにやることがありません」と話しています。

また、カオサン通り周辺で客を乗せているというトゥクトゥクドライバーは「収入はコロナ以前より80%~90%減った。感染は心配だが、働かなければ生きていけない」と話しました。

一方、カオサン通りに9つの店舗を持つオーナーは「客のターゲットを外国人からタイ人に変えて少しずつ客が戻ったところに今回の規制強化でまた客が途絶えてしまった。今回の波はいつまで続くかわからず大変です」と苦しい胸の内を語りました。

NHKニュース 2021年6月22日 10時54分