アメリカ政府が20日、台湾に新型コロナウイルスのワクチン250万回分を提供したことについて、中国外務省の報道官は「ワクチン支援を口実に政治工作や内政干渉をしないよう求める」と述べ、アメリカ側の動きに反発しました。

アメリカ政府は20日、台湾に新型コロナウイルスのワクチン250万回分を提供し、蔡英文総統は「われわれが困難な時に手を差し伸べてくれた」とする談話を発表し、アメリカに感謝の意を示しました。

これについて、中国外務省の趙立堅報道官は21日の記者会見で「われわれは台湾ができるだけ早く難局を乗り切るために最大限の努力で支援したいと表明してきたが、民進党当局は中国製ワクチンの導入を妨害してきた。これは台湾同胞の生命と健康をないがしろにするものであり、人道主義の精神に反する」と述べ、蔡英文政権の対応を非難しました。

そのうえで「アメリカにはワクチン支援を口実に政治工作や内政干渉をしないよう求める」と述べ、アメリカ側の動きに反発しました。

中国は、G7サミット=主要7か国首脳会議の首脳宣言で「台湾海峡の平和と安定の重要性」に言及するなど、アメリカのバイデン政権が同盟国などと連携して台湾との関係を深めていることにいらだちを強めています。

NHKニュース 2021年6月21日 19時20分 関連 アメリカ政府、台湾にモデルナ250万回分を供給すると表明「台湾は信頼すべき友」 [パンナ・コッタ] アメリカ政府、台湾にモデルナ250万回分を供給すると表明「台湾は信頼すべき友」 [パンナ・コッタ](173)