河野太郎行政改革担当相は21日、米ファイザー社製と米モデルナ社製の新型コロナウイルスワクチンの接種効果について「1年間は持つ」とした自らの発言を軌道修正した。

12~15歳へのワクチン接種時期を巡る発言も訂正するなど「勇み足」との批判を招きかねない言動が続いている。

 河野氏は20日の日本テレビの番組で、ワクチンの接種効果が持続する期間について「昨年7月にファイザーが治験を始め、その効果がまだ持続している。モデルナも1年は持つだろう」と述べた。

これに対し、加藤勝信官房長官は21日の記者会見で「開発されて間もないこともあり、現時点で長期の有効性のデータは十分に得られていない」と述べ、河野氏の発言をやんわりと否定した。

 河野氏はその後、内閣府で記者団に「1年間は持つ」との発言は「専門家が言っている」のが根拠で「確定していない」と説明。

夏休みを利用して12~15歳へのワクチン接種を進めたいとした発言についても政府の方針ではないと釈明した。

 河野氏は菅義偉首相からワクチン接種の加速に向けて矢継ぎ早に指示を受けている。

21日のフジテレビの番組でも「せっかちな総理なので追いまくられている」とこぼしたが、前のめりの発言に政府関係者は「軽すぎる」と漏らした。

【高本耕太】 6/21(月) 21:36 毎日新聞 写真