※リンク先に動画あり  コロナの影響で、行き場を失った旬の魚を無駄にしない取り組みが今、始まっています。

鹿児島の海で育った、脂がのった極上のカンパチですが、「飲食店が動いてなくて出荷できない」といいます。

普段は料亭などに出荷される、この高級カンパチが、お手頃価格で食べられる飲食店が登場しました。

■“特別メニュー”で苦境の生産者を支援 生産量日本一を誇る、鹿児島の養殖カンパチ。

養殖業を営む小浜水産は、ホテルや高級料亭を中心に、毎月1万5000匹のカンパチを出荷していましたが、コロナ禍で6割ほどに減ってしまいました。

小浜水産の小浜洋志代表取締役副社長は、「餌(えさ)代が700万円から600万円一日にかかります」と話します。

こうした生産者が苦境に立たされるなか、生産者を支援しようと、東京・港区の飲食店では、特別メニューを提供しています。

この店は、もともと唐揚げが有名な「ロッキーカナイ」という居酒屋でしたが、店名を「小浜水産」に変え、ランチのみの営業をスタートさせました。

カマ焼き定食や、特製タルタルソースを絡めたカンパチのカツ丼、そして、九州の甘口醤油に絡めた刺身定食などのメニューが並んでいます。

カンパチは、身がギュッと締まっていて、噛み応えがあります。

あっさりしていますが、甘めの醤油とよく合います。

「ロッキーカナイ」を経営する下遠野亘代表取締役社長は、 「僕ら国からの助成金がありますけど、生産者の方って非常に低いんですね。卸の方もほぼない状態なので、そういう方たちのことも考えながら、 お仕事が感謝しながらできると良いなとは思ってますね」と話します。

■飲食店と仲卸業者…相互に“メリット” 一方、東京・新宿にある「俺の魚を食ってみろ!!」は、仲卸業者の支援に乗り出しました。

前原妙子代表取締役は「コロナ禍で多くの飲食店さんが休業するなかで、豊洲市場に旬のおいしいお魚がたくさん余っていて」と話します。

もともと海鮮中心の居酒屋でしたが、今は昼夜共に、寿司食べ放題中心の営業に切り替えました。

生本マグロの大トロなど、20種類以上のネタが楽しめます。

コロナ禍で従業員を減らして営業しているため、仕込みが間に合わず、寿司ネタは豊洲市場で専門の職人にさばいてもらい、届けてもらっているといいます。

仕事が減った職人も仕事ができるうえに、在庫を抱えている仲卸にとっては、食べ放題ということで大量の魚が卸せるメリットがあります。

前原代表取締役は、「従業員の一番のやりがいとして、お客様から美味しい・ありがとうという言葉が頂けること。そして、仲卸さんたちにとっても余ってるお魚が、 しっかり市場に届けられるということで、お互いすごくハッピーな取り組みになってる」と話していました。

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