インドネシアで新型コロナウイルスの感染が再拡大している。

21日の新規感染者数は過去最多の1万4536人となり、累計の感染者数は東南アジアで初めて200万人を突破した。

インド型(デルタ株)が流入しているとみられ、首都ジャカルタは感染の急増で医療機関が逼迫している。

6月に入り感染者数が明確に増加傾向に転じ始めた。

1~2月に1万人を超える日があった1日の新規感染は5月には3000人台にまで減少していた。

政府は同月中旬に終了したイスラム教の断食月(ラマダン)後の連休で人の接触が増加したのが原因とみる。

ラマダン明けを祝うため人が会ったり移動したりする機会が増えたからだ。

ジャカルタでは連日、新規感染者が過去最多を更新し続け、感染力の強いデルタ株も確認された。

ジャカルタ特別州内の検査の陽性率は3割を上回り、病床使用率も80%を超えている。

地方政府からはジョコ大統領にロックダウン(都市封鎖)などの強い行動制限措置を全国的に講じるよう求める声もあがっている。

インドネシアのコロナの感染者と死者は東南アジアで最多だ。

専門家には感染の第2波に入ったとの見方もある。

ジョコ氏は行動制限の強化の検討と同時に、ワクチン接種を加速する方針で、ジャカルタ特別州内で8月にも集団免疫を獲得したい構えだ。

ただ国民接種計画で1回の接種を済ませた人は18日時点で国民全体の8%強にとどまる。