米国で、『バイオハザード4』や『デビル メイ クライ』などの作品でデザイナーの著書の写真を無断使用したとしてカプコンが提訴されました。

これはデザイナーであるジュディ・A・ユラチェク氏が6月4日に米コネチカット州の裁判所に訴えたもの。

訴状によると同氏の著書「Surfaces」の写真が、『バイオハザード4』をはじめとしたカプコンの複数のタイトルで確認されたとしています。

訴状によると、カプコンのさまざまなゲームに写真80枚と本の100ページ以上が無断使用されているとのこと。

『バイオハザード4』のロゴにあるガラスのヒビ割れのテクスチャにも同氏の写真が使用されていると指摘しています。

このガラスのヒビに関しては、同氏がイタリアに足を運んで撮影した写真とほぼ同じで、カプコンのスタッフが1から作ったとは思えないと説明しています。

「Surfaces」は1996年に出版された、さまざまなタイルや木目、レンガなど建築物の表面の写真1,200枚で構成された写真集で、収録写真のデータが収められたCD-ROMが付属していました。

このCD-ROMに収められた写真データを商用利用する際には、直接著者へ連絡してライセンスを取得する必要がありました。

ユラチェク氏は、カプコンからはライセンスのために連絡が来なかったとしています。

今になって無断使用が判明した背景には、昨年11月に起こった不正アクセスによるカプコンの極秘資料を含むデータ流出事件がありました。

流出した高解像度の画像データからだけでなく、ゲームで使用されているファイルの少なくとも1つが、本のCD-ROMに収録されているファイル名と同じだったようです。

先日も『バイオハザード ヴィレッジ』に登場するキャラクターが、2013年の映画「武器人間」のキャラクターに酷似しているとして監督が苦言を呈したことが話題となりました。

これに関しては『バイオハザード7』における映画「悪魔のいけにえ」と酷似したシーンのようにオマージュと言えるものであるため、ユラチェク氏の件とは大きく異なります。

同氏は、カプコンに対し、最大1,200万ドル(約13億円)の損害賠償に加え、使用した写真1枚につき2,500ドルから25,000ドル(約27~280万円)の支払いを求めています。