名古屋市は6日、市内の新型コロナウイルスワクチン集団接種会場で、5日に接種に訪れた市内在住の80代女性に、他人に使用した注射針を誤って刺したと発表した。

刺した医師が直後に気づき、その場で女性に謝罪。

C型肝炎など感染症の血液検査を行った結果、陰性だったが経過観察を行う。

女性はこの日、新型コロナのワクチン接種ができなかった。

「ワクチン頼みは危険」 接種進んでも油断禁物  市によると、会場は小学校の2階にある体育館。

5日午後4時すぎ、階段を上れない車いすの来場者2人に対応するため、医師と看護師が1階まで降りてワクチンを接種した。

 その後、医師らは使用済みの注射器2本をトレーに置いた状態で2階のブースまで運び、そのまま放置。

別の高齢者へのワクチン接種を再開した。

さらに再び1階に降りて2階に戻った際、誤って放置してあった使用済み注射器を使ってしまったという。

 市は使用済み注射器を捨てるためのごみ箱をブース内にしか設置していなかった。

再発防止のため、ブース外で接種を行う際に使える携帯用ごみ箱を全40会場に配置する。

 市によると、市内40会場のうち、2階にある小学校体育館は7カ所あり、いずれも車いす対応の設備はないという。

毎日新聞 2021年6月6日 20時8分