2021年6月2日 20:11 手や足など体の一部がない女性たちが働くガールズバー「欠損バー」。

手の肘から先がないスタッフの女性はかつて、辛い経験をしてきたと言います。

義手を外して客の前に立った彼女に起こった変化とは… ◇◇◇ 東京・新宿のガールズバー。

ソフトドリンクを飲みながら、会話を楽しむ男女がいました。

テーブルの下の女性の右足は、義足。

実はこの店、体の一部がない女性たちが接客することをウリにする「欠損バー」。

6年前にオープンしました。

常連客 「欠損のことに関係なくて、女の子と楽しくおしゃべりする、そういう場だと思いますけどね」 通常は夜にオープンしてお酒を楽しめますが、いまは緊急事態宣言中のため、昼間にソフトドリンクのみで営業しています。

この日「欠損バー」にやってきたのは、スタッフの一人、ぽわんさん。

行われたのはYouTubeの生配信。

新型コロナウイルス感染拡大の影響でバーの営業が難しくなったことから、週に一度配信を行っていて、毎回100人近くが視聴しています。

  配信中は、「手どうやってついてるの?」「落ちないんだ!」といったコメントも。

ぽわんさんは「引っかかっているんで落ちないですね。ここの骨のところというか。関節かな?ここら辺の骨に引っ掛けて」と、実際に義手を使って説明します。

明るく話し上手、人気スタッフの1人です。

ぽわんさんは、生まれた時から左腕の肘から先がありません。

幼い頃から外に出る時はいつも義手をつけていました。

「両親とかにも義手をつけて外に出てとか、周りは隠すことを求めているんだって思っていたというか」 欠損は隠すもの。

義手を外して生活するということは考えたこともなかったといいます。

専門学校を卒業したあと、旅行会社に就職。

そこで受付として働いていた時、客からかけられた言葉に傷ついたといいます。

「(義手に)穴が開いていたので絆創膏をつけて、穴が見えないようにしていたんですけど、『そんな汚らしいボロボロの絆創膏をして』みたいな(ことを言われた)。ちょっと手のことを言われてすごいこう罵倒されてしまいまして。その日1日はすごい悲しくて、なんでそんなこと言われなきゃいけないんだろうと思って」 その頃に知ったのが「欠損バー」でした。

義手を外したぽわんさんの気持ちを軽くしたのも、客の言葉でした。

「障害のある子が生まれてしまって悩んでいる親御さんとかがいらっしゃった時とかに、お話をして悩みを解決できたじゃないですけど、ちょっとでも心が晴れるきっかけになれたって思えればちょっと嬉しいなって。隠さなくてそのままの自分で生きてもこんなに認めてくれる人がたくさんいるんだっていうのは初めて実感したので」 欠損バーで働き始めて5年、今では外に出る時も義手を着けなくなりました。

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