石原さとみさんが、5月29日、さいたま市・彩の国さいたま芸術劇場で行われたシェイクスピアの舞台『終わりよければすべてよし』で千秋楽を迎えました。

news every.では、5月12日の初日公演を控えた石原さんにインタビュー。

放送では入りきらなかったエピソードもお届けします。

舞台『終わりよければすべてよし』は、孤児の侍女ヘレンが養育先の家の伯爵バートラムに恋をする物語。

身分の違いを乗り越えて一途な恋を成就させようとする姿が描かれています。

石原さんはヘレンを演じ、バートラム役を藤原竜也さんが務めました。

演出は、フランス王を演じる吉田鋼太郎さんです。

6月に地方公演も行われる予定です。

ドラマは瞬発力、舞台は経験値が必要 『恋はDeepに』『高嶺の花』といったドラマや映画に数多く出演している石原さん。

映像作品と舞台公演では観客との距離間が違いますが、その違いをどのように感じているのでしょうか。

「映像では、目の前で撮られているという感覚でお芝居をしていて、いつでもカットがかけられて、NGも出せて、瞬発力が必要で、一瞬の記憶力も必要で。だけど、舞台の場合は“経験値”な感じがしています。稽古をどれほど価値のある時間にできるのかとか、自分自身で決まってくる部分もあるので、年齢が上がれば上がるほど経験を重ねれば重ねるほど、すごくどんどん楽しくなっていくのが舞台なんだなと思います。映像作品ももちろん大好きですし、大多数の方にお届けできる素晴らしいコンテンツだなと思うんですけど、舞台は(観客を含む)この場にいる人たちと一緒に空間を作り上げるので、その瞬間でしか味わえない舞台ならではの楽しさがありますよね」 舞台は“成長できる”ところ 実は、ご自身の家族や親友に「映像(作品)より舞台のあなたの方が好き」と言われたことがあるといいます。

石原さんはこれまで、つかこうへいさん演出の舞台『幕末純情伝』(2008年公演)や吉田さん演出の舞台『アジアの女』(2019年公演)などで主演を務めてきました。

そのため、今作では「私、“つか節”みたいなものがお芝居に出ているそうで。あるシーンでは、その部分を全面に出してほしいと(吉田さんに)言われました。今までの舞台でお世話になった皆さんから得たものを出せるポイントがきてよかったなとも思います」と、吉田さんからアドバイスを受けたといいます。

さらに、「(今作で)2回目、鋼太郎さんと一緒に過ごしていて、感謝の気持ちでいっぱいになるくらい楽しくて仕方がないです。お芝居を好きにさせてくれる演出家の方なので、吉田鋼太郎さんの演出が受けられるんだったら、そのスケジュールで人生のお仕事のスケジュールを立てていきたいなっていうくらい、鋼太郎さんと一緒に舞台ができたらいいなと、私は勝手に思います」と、ひそかな願望を明かしました。

最後に、石原さんにとって“舞台に出演することの意味”を尋ねたところ、「成長と刺激」と答えました。

「ちゃんといろんな覚悟がきまって、他力本願にならず、自分で自分のことを鼓舞して、自分でつかみに行かなきゃって思える。だからこそ、がむしゃらになれるし挑戦できるし勇気が出る。自分の力みたいなものを付かせてくれる時間ですね。30センチくらいあった髪を切りたいって思ったのもそうです。(自分を)客観視した瞬間に潰れそうなくらいのプレッシャーを感じますけど、泣きそうなくらい好きですねこの時間が」