(全文はリンク先を見てください)  志位 一つは、社会と経済の現実の運動によって確かめられます。

 たとえば、マルクスは、『資本論』のなかで、資本の蓄積が進みますと、一方では、富の蓄積が、他方では、 貧困の蓄積が起こる。

貧富の格差が必然的に拡大する。

このことを、徹底的に論じ詰めて明らかにしています。

この理論というのは、今日起こっている世界的規模での貧富の格差の途方もない拡大によって、日々、実証され ています。

そういう形で私は真理性が確かめられていると思います。

 それから、マルクスは、同じ『資本論』のなかで、環境破壊についても、とても先駆的な解明をやっています 。

資本主義の下での、もうけ第一の生産によって、人間と自然との「物質代謝」が「攪乱」されるという指摘で す。

19世紀の当時、環境破壊で何が問題だったかというと、その一つは、農業生産での環境破壊でした。

資本 主義的なもうけ第一の農業生産によって、土地の栄養分がなくなってしまって荒れ地になってしまう。

それをマ ルクスは、「物質代謝」の「攪乱」だとズバリ指摘するのですが、これはいま、まさに、21世紀の今日、地球 規模での気候危機とか、感染症の多発とか、深刻な環境破壊によって日々、実証されています。

 みなさんもマルクスの『資本論』をぜひ、読んでいただきたいと思います。

そこでは資本主義というシステム のもつ矛盾をさまざまな角度から徹底的に明らかにしていますが、その理論の真実性は、21世紀の世界の現実 そのものによって、豊かな形で裏付けられていると思います。

社会変革の法則は自然には進まない――人民のたたかいによってはじめて現実になる 写真 (写真)日本国憲法原本  志位 同時に、もう一つ大事な問題があります。

 それは、社会と経済の運動法則のなかでも、社会を変える法則――社会変革の法則は、自然には進まない、自 動的には進まないということです。

人民のたたかいによってはじめて、社会変革の法則は現実のものになる。

こ れが自然の法則と社会の法則の大きな違いだと思います。

 たとえば、日本共産党は戦前、天皇絶対の専制政治に反対して主権在民の日本をつくろう、侵略戦争や植民地 支配に反対して平和な日本をつくろうと訴えました。

いろいろなひどい攻撃や迫害が行われましたが、不屈に頑 張りぬきました。

民青同盟の前身の日本共産青年同盟も、そうした旗を掲げて一緒にたたかいぬいたのです。

若 い女性の革命家で、迫害によって20代前半で命を落とした先輩たちも歴史に刻まれています。

 戦前の日本共産党や共産青年同盟の主張の正しさが、何によって確かめられたかといったら、歴史によって真 実性が確かめられています。

戦前、日本共産党や共産青年同盟が掲げた旗印は、戦後の日本国憲法の国民主権や 恒久平和主義などに実っています。

そういう形で真実性が実証されたのですが、そういう歴史の進歩は、自然現 象ではなく、たたかいによってはじめて勝ち取ったものです。

日本国民の不屈のたたかい、さらには平和と民主 主義を求める世界のたたかいと世論によって、日本の社会変革の巨大な一歩前進が実現したのです。

 私たちがいま掲げている日本共産党綱領も、その真実性は、たたかいによって綱領を実現することによって確 かめられていく。

そういう立場で頑張りたいと思います。

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