次世代のリーダー候補と目されてきた自民党の稲田朋美元防衛相が集中砲火を浴びたのは、20日朝の自民党本部でのことだった。

 この日稲田氏は、LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案を審査する会場のひな壇にいた。

自民党の責任者として野党側との修正協議をまとめ、法案成立に向けて自民党の了承を取り付ける大仕事だ。

 「日本がちゃんと多様性を認める寛容な社会をつくっていく。それができるのは保守政党である自民党だけだ」 拡大する写真・図版 LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案を審査する自民党の会合で話す稲田朋美氏=20日、自民党本部  約40人の出席者を前に、稲田氏の表情はいつになく硬い。

与野党協議の末に修正された法案には、「性的指向及び性自認を理由とする差別は許されない」との文言が付け加えられ、保守系議員からの反発が予想されていた。

 「性自認という言葉を使うな」  「差別は許されないではなく、…(以下有料版で、残り2132文字) 朝日新聞 2021/5/23 17:00