山梨県警は21日、韮崎市の80歳代の女性が電話詐欺の被害に遭い、現金4173万円をだまし取られたと発表した。

今年に入って起きた県内の電話詐欺では最高額となる。

犯人側は事前に何度も電話をかけて女性と世間話をしており、県警は女性の警戒心を解いて預金額を聞き出した上で犯行に及んだとみて調べている。

 発表によると、女性の自宅に2月上旬、不動産会社の社員を名乗る男から「あなたの名前や電話番号、個人番号が犯罪者グループの名簿に載っているので気をつけた方がいい」と忠告する電話があった。

その後も毎日のように電話があり、世間話をする中で女性は男に預金額を伝えたとみられる。

 その後、男から「あなたの個人番号が不正に使われた。示談金が4000万円くらいかかるが、後で戻ってくる」と言われ、指示通りに2月24日と3月13日の2回に分けて、JR穴山駅前に現れた男に現金計4173万円を手渡した。

後日、不審に思った女性が韮崎市に相談して詐欺と気づいた。

 県警は「電話でお金の話が出たら必ず詐欺を疑ってほしい」と注意を呼びかけている。

読売新聞 2021年5月23日 0時32分 写真