恋活・婚活マッチングアプリ大手「Omiai(オミアイ)」の会員情報サーバーが不正アクセスを受け、運転免許証など約171万件分の画像データが流出した恐れがある問題で、利用者の間で不安が広がっている。

 「出会い」を求めて登録したことがあった関西在住の30代女性が朝日新聞の取材に応じ、顔写真を含む個人情報が流出した可能性に「恐怖を感じている」と憤った。

 女性は今年1月ごろにオミアイに登録した。

元保育士で、出会いが少なかったといい、「オミアイは真剣に相手を探している人が多く、評判も良かった」として選んだという。

メッセージのやりとりには年齢確認が必要になるため、女性は運転免許証の画像をアップロードした。

 その後は、他のマッチングアプリの方が気に入ったため、オミアイは1カ月ほどで退会したという。

 ただ、オミアイの個人情報の取り扱い方針は、退会後10年間は情報を保存するとしており、流出した可能性が高いデータには退会者のものも含まれていた。

同社が公表した21日、ニュースで知った女性が会社に問い合わせると「お客様の情報の一部が流出した可能性が判明いたしました」と返答があったという。

 女性は、退会後10年間もデータが保存される仕組みになっていること自体を認識しておらず「驚いた」という。

「顔・フルネーム・住所・生年月日などが、すべて流出している(可能性がある)ことに恐怖を感じる」。

会社から送られてきた文面には、今後どうすればいいのか具体的な提案はなく、女性は「被害者への補償があるのかなどを説明してほしい」とする。

2021年5月22日 17時30分 朝日新聞