早スポ2021.05.21 男子は4位で王座逃す、女子は力見せつけ王座へ  5月15・16日に関東学生リーグ戦(リーグ戦)が行われた。

今年はこの試合の結果のみで全日本学生王座決定戦(王座)への出場権が争われることとなった。

男女ともに11大学が出場しA・Bブロックに分かれ、各ブロック上位2チームに3位のうち点数の高い1チームを加えた5チームが王座へ出場できる。

男子はBブロック4位となり13点差で惜しくも王座への出場を逃す結果に、女子はBブロック1位で王座制覇に向け弾みをつけた。

 15日に行われた男子の試合では、出場した6人全員の合計点数で争われる。

早大からは田辺正騎主将(教4=東京・早稲田)、西玄偉(教4=東京・早稲田)、浦田大輔(基理3=東京・早大学院)、杉田蒼月(教3=東京・麻布)、中野勇斗(商3=東京・早大学院)、山本治輝(スポ3=奈良学園)が出場した。

当日はコンディションが悪く、風が吹き荒れる展開に。

「全くいつも通り射てず、点数自体があまりに低くて動揺してしまって立て直せなかった」(浦田)と風の影響は大きく、チームも思うように点数が伸びず、リズムに乗りきれないエンドが続く。

前半は浦田がブロックで個人4番目の点数を出し、杉田とともに300点を超えるが苦しい折り返しとなった。

 後半の30メートルも「ずっと強い風が吹き、早く打ち切るというのができていなかった」(浦田)と風の影響は強く残る。

それでも条件はどのチームも同じ。

中野は「取り返そうという思いとともに急な落ち着きが出た」と前半と比較して大きく得点を伸ばした。

しかし、後半も最後に40点台と点数を落としてしまうなど、本来の実力を存分に発揮することができなかった。

6人合計3638点となり、13点差で惜しくも王座出場を逃してしまう結果に終わった。

 13点差は決して大きな点差ではない。

試合後のインタビューで選手全員から出たのは、「実力不足」という言葉であった。

「自分は風の影響を受けないタイプ」と話す杉田は、安定した得点を出しチーム内1位の結果に。

しかし、前半の10点が3射と攻めきれない部分も少しあり、「他校の1位、2位と比べると僅差だったが自分が及んでいないのでもう少し出したかった」と振り返った。

「一人でも毎回こいつがいるから大丈夫だと言える人が必要」と話した浦田は、「もちろん自分もそこを目指していく」と力強く語った。

来年の男子チームの復活が待たれる。

出場した男子選手たち  一方、16日に行われた女子の試合は、出場6人の上位4人の点数で順位が決定する。

早大からは中村美優主将(スポ4=北海道・旭川北)、澤枝紀華(スポ4=埼玉・大宮開成)、高木陽菜(スポ4=東京・国際基督教大高)、横塚葵(文構4=埼玉・栄東)、髙見愛佳(スポ2=エリートアカデミー)、廣木円華(人2=茨城・水戸二)が出場した。

女子の試合も同様に風が吹く展開になったが、「追い風なので横風よりは対応しやすかった」(中村)と57、58点を出し、10点の数も多く前半を終えて、個人の得点が330点と他のチームを寄せつけない実力を見せる。

また、直近の練習試合で点数が伸び悩み「ショートハーフは苦手」と話した髙見は、試合のおよそ2週間前に「自分の中で自信の持てるポイントを見つけた」と余裕を持って試合に臨めた。

序盤こそ低調だったが「いつも通りだと考え緊張はしなかった」と得点を上げていき300点を超えた。

また、最近調子が良く練習試合での点数も高かった廣木も「4年生の先輩たちを信じて臨んだ」とリラックスして試合を進め、こちらも300点にのせた。

 後半も終始安定した試合運びを進め、最終的に中村は678点と自己新記録タイの素晴らしい結果となった。

他の選手も「全員が終始良い雰囲気で戦えた」(中村)と高得点が多く出る試合になった。

チームとしてもBブロックでは、2位に100点以上の差をつけ圧勝した。

自己新記録タイを出した中村主将  それでも、2年生2人は「目標点数に届かなかったことが反省点」と振り返り、王座では「天候に左右されない選手になりたい」と話した。

また、王座に向けてはインタビューした3選手全員から、「安定して高得点を出せるようになりたい」という言葉が出てきた。

王座選考ではナショナルチームの試合のため、リーグ戦に出られなかった園田稚(スポ1=エリートアカデミー)も加えし烈な争いになるが、「美優さん(中村美優)のために、60代のために王座制覇したい」(髙見)と話す下級生と、中村を中心とした安定感のある上級生が、一丸となって昨年の雪辱を果たす。

王座制覇に向け準備は整った。