横浜市戸塚区名瀬町のアパートの部屋から逃げ出していた「アミメニシキヘビ」が22日午後、飼い主が住む2階の部屋の屋根裏で見つかった。

 捜索にあたっていた専門家らが同日午後4時40分ごろ発見し、間もなく捕獲したという。

 飼い主の20代男性は「見つかってほっとしました。近隣住民の方や捜索してくださった警察や消防の方にご迷惑をおかけしたことをおわびしたい」と話した。

ヘビは譲渡先を探しているという。

 この日は午前中から専門家のほか、消防や市動物愛護センター職員などが付近一帯を捜していた。

 飼い主の依頼で捜索に協力していた静岡県河津町の動物園「iZoo」園長の白輪剛史さんによると、飼い主の風呂場の点検口から屋根裏をのぞいたところ、ヘビが丸まっており、白輪さんが頭をつかんで引っ張り出したという。

これまで屋根裏は2、3回捜したが姿は見当たらなかったといい、ヘビは一度外に出た後に戻ってきたとみられるという。

 白輪さんは「まだ気温が低いのであまり遠くに行っていないと思ったが、そのとおりだった。飼育している動物は逃さないことを守って頂きたい」と話した。

 神奈川県警戸塚署によると、逃げたヘビは体長約3・5メートル、体重約10キロ。

今月6日夜、男性から「飼っていたヘビがいなくなっていた」と県警に通報があった。

県警は7~21日に延べ269人を動員し、アパートから約300メートルの範囲内を重点的に捜索。

ファイバースコープを使い、アパートや近隣住宅の屋根裏、床下、下水道も捜したが見つからず、21日で捜索を打ち切っていた。

 近所に住む主婦の柴田真弥さん(37)は「誰も傷つけることなく見つかってよかった」と話した。

 横浜市動物愛護センターによると、アミメニシキヘビは、毒はないものの締め付ける力が強い。

人に危害を加える可能性があり、動物愛護法で飼養などに許可が必要な「特定動物」に定められている。

男性は2017年に許可を得て飼育していた。

2021年5月22日 20時33分 朝日新聞 写真