パレスチナ人の喜びの様子 12日間のガザ戦争の結果 12日間にわたるパレスチナ・ガザ地区での戦争の後、最終的にパレスチナの抵抗組織とシオニスト政権イスラエルの間で停戦が成立しました。

パレスチナ抵抗組織とイスラエルによる戦争は、今月10日に始まりましたが、21日金曜未明に一部の外国の仲介によって双方が停戦に合意しました。

ここで重要な疑問となるのは、今回の戦争がどのような結果をもたらしたか、ということです。

この戦争の第1の結果は、パレスチナ側の各抵抗組織の抑止力が証明されたことだと言えます。

この戦争は、抵抗組織側が「投石攻撃」を越え、ミサイルの力でイスラエルの軍およびインフラを攻撃する能力があることを示しました。

この戦争において、パレスチナの抵抗組織は4000発を超える、長距離、中距離、短距離という3つのレベルのミサイルとロケット弾を、イスラエルが占領する地域に向けて発射しました。

実際この戦争は、諜報、技術、戦術、戦闘の分野における抵抗組織の強力さ、そして、地理的、歴史的、宗教的アイデンティティおよび聖地ベイトルモガッダス・エルサレムに暮らすパレスチナ人を守るという、これらの抵抗組織の意志をはっきりとさせたのです。

第2の結果は、イスラエルの防衛体制の弱点が浮き彫りになったことです。

イスラエルは大々的なプロパガンダにより、自らの防衛システム・アイアンドームの有能性を強調しています。

しかし、パレスチナ抵抗組織のロケット弾の85%以上が、標的に命中しています。

イスラエル政権が停戦を受け入れた理由の1つはこの部分にあります。

実のところ、イスラエルの戦闘能力は大幅に低下しており、同政権が戦争を継続すること可能なことではありませんでした。

第3の結果として、イスラエル占領地の市民と軍隊にとっての心理的な問題が発生していたことが指摘できます。

戦争の長期化は、イスラエルの軍の士気に影響を及ぼした一方で、同地の民間人の生活にも影響を与えました。

抵抗組織側からの継続的なミサイルの発射により、占領地での民間人及びその生活は深刻な問題に直面しました。

イスラエル人の負傷者の数が非常に多くなったことから、イスラエル市民には心理的な問題が起きていました。

占領地の南部に住む200万人以上のシオニスト入植者は、避難所で生活したり入植地から脱出したりしましたが、その主な原因は、入植地の住民の安全を保証するイスラエル政権の能力に確信が持てず、懸念に駆り立てられたところにあります。

イスラエルの防衛システムの弱点の露呈、ならびに軍と民間人の心理的問題の発生は、戦争の経済的影響と合わさって、ネタニヤフ・イスラエル首相が停戦に合意するに至りました。

無条件での停戦受諾は、イスラエル側の視点からすれば、パレスチナ人の抵抗に対する敗北と同等のものでした。

このために、占領地内ではネタニヤフ首相に対する批判が高まっています。

今回の戦争による第4の結果は、イスラエル側の権力構造内でのネタニヤフ首相の立場がより不安定になったことだと言うことができます。

この点から、イスラエル議会・クネセトの一部の議員が、ガザでの敵対行為の無条件の停止はイスラエルにとっての恥および不名誉だと語ったのです。

関連記事 イスラエル政府の人権侵害政策、アパルトヘイトと迫害の罪に該当