低空飛行が続くチームで、この男は着実に復活の階段を上っている。

開幕から40試合目となった5月11日の巨人戦(横浜)で8回は山崎康晃がマウンドへ。

先頭のウィーラーに安打を許しながら後続を断ち、無失点でクローザー・三嶋一輝にバトンをつないだ。

山崎は現時点でリーグ最多23試合に登板。

防御率2.01の安定感で、セットアッパーの役割を果たしている。

 守護神の役割以外でシーズン開幕を迎えたのはプロ7年目で初めてだった。

昨季の不振を考慮されてキャンプを二軍で過ごし、オープン戦出場もなし。

一軍に呼ばれたのは開幕まで1週間を切ってからだった。

侍ジャパンでもクローザーを担ってきた右腕は「僕自身いろいろな思いはあった」と悔しさを認めた一方で「精神的にも、この状況を乗り越えて成長できた。いろいろな景色で野球をやらせてもらい、違う姿で一軍のマウンドに戻ってこられた」と清々しさも感じさせた。

その手応えを結果で証明している。

 変化は投球面に表れている。

直球と武器のツーシームに加え、中間的な球速や落ち幅となるスプリットを新たに習得。

さらに、近年挑戦を試みてきたスライダー系の球種も効果的に混ぜている。

投球の幅をもって打者と対峙する、新たなスタイルを受け入れた印象だ。

 もう一つ。

イニング終了で引き上げる際、アウトに関わっていない野手まで全員をハイタッチで迎える姿が目を引く。

立場は変われど、変わらぬ大黒柱の自覚だろうか。

闘志は沸々と燃え続けている。

5/22(土) 12:02配信
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