幸い、病気ではないよう 「彼の人間性が優れているのはよくわかるんだけど、監督10年はいくらなんでも続けすぎでしょう。去年まで2年連続で5位だったのに球団が続投させるから、色々とおかしなことになる」(野球解説者の伊原春樹氏) ・ PL学園・野球部の「ヤバすぎる3年間」で僕が学んだこと  最近、日本ハム・栗山英樹監督(60歳)の顔色が悪すぎる―。

パ・リーグ担当記者の間で、もっぱらの噂だ。

 最下位をひた走っていた4月26日、栗山監督は還暦の誕生日を迎え、選手からプレゼントされた赤いユニフォームに袖を通し、目をうるませた。

 「『5連勝くらいしたら、すぐに追いつくでしょ』と空元気を見せたものの、まるで覇気がない。どんどん痩せて手の甲もシワシワだし、目のクマがあまりに濃い。何か病気に患っているのではないかと心配になります」(スポーツ紙日ハム担当記者)  幸い、病気ではないようだが、心労のタネは山ほどある。

 中田翔や、近藤健介ら主力がピリッとしない打線は貧打にあえぎ、防御率はリーグ唯一の4点台(4月29日現在)。

レギュラーの座を脅かすような若手も出てこない。

 下位になるべくしてなっている状況に、ファンからの風当たりも強い。

 「栗山さんのおおらかな放任主義はチームが強いうちはよかったが、大谷翔平や有原航平ら才能ある主力が抜けて弱体化した現状では、すべて裏目に出ている。『もっと練習させるべきだ』と考えている小笠原道大ヘッドコーチや金子誠野手総合コーチとも方針が嚙み合わず、最近は溝ができています」(前出・担当記者)  結果が出ずとも、ずっと庇い続けてきた斎藤佑樹や清宮幸太郎も、いっこうに花開く様子がない。

 長期政権の限界が露呈してきているのだ。

 「緩めの環境に選手もすっかり慣れきってしまって、緊張感がなくなっている。チームのためにも本人のためにも交代しないと、状況は変わらないでしょう」(前出・伊原氏)  そろそろ、潮時か。

 『週刊現代』2021年5月15日号より 5/16(日) 9:01 配信