[企画特集] 韓中日茶文化の歴史的根幹「長興(チャンフン)青苔銭(チョンテジョン)」 湖南(ホナム)取材本部ソ・ギルウォン記者 世宗実録地理地に全国19ヶ所、茶所のうち13ヶ所が長興に存在 2008、2014世界緑茶コンテスト最高金賞受賞 2013国際スローフード生命多様性財団認証「味の箱舟」登録 2018農林畜産食品部主管国家重要農業遺産第12号選定 青苔銭(チョンテジョン) チョン・ジョンスン長興郡守 宝林寺(ポリムサ)野生緑茶 平和(ピョンファ)茶園 全羅南道の「長興青苔銭」が韓日中茶文化と製茶発達史の歴史的根幹となっている。

地域特産物である青苔銭は、「青い苔がついた銅銭形茶」で、独特な名前と同じくらい、その味と香りが優れた名物だ。

青苔銭は三国時代から1000年以上続いてきた伝統発酵茶で、茶葉を蒸して丸くこねて、中央に穴を開けて乾かした形が銅銭のようで、「チョンチャ(※銭・茶))」「トンチャ(※お金・茶)」とも呼ばれた。

または臼でついて型を作って「トッチャ(※餅茶)」とも言った。

その由来は、『世宗実録地理志』、『経世遺表』、『東国輿地勝覧』などに、「新羅時代、宝林寺で青苔銭が初めて栽培された」という記録として表れている。

特に世宗実録地理誌には、「全国19カ所のタソ(茶所、茶を生産する所)のうち、13カ所が長興に存在した」という記録が残っており、目を引く。

これにより新羅時代から朝鮮時代まで長興が茶文化の中心地であったことが分かる。

長興一帯は、様々な自然的立地条件が茶田分布に適合し、良質の茶が生産されている。

茶の自生地として最も多い自生面積を持っていて、茶の分布と栽培の適地として早くから茶産業が定着した所だ。

このような天恵の環境である長興で作られた青苔銭は、三国時代から近世まで南海岸地方を中心に存在した唯一の世界的な茶だ。

こうした深い来歴を持つ青苔銭は、その味もまた言い表せない神秘だ。

青苔錢をよく干し、壷に入れて1年間熟成させた後に茶として飲むと、まろやかでやわらかい味が身を温かくしてくれる。

長興では薬が貴重だった時代、子供が病気になると祖母が薬の代わりに青苔銭を沸かしてくれたといい、「ヤクチャ(薬茶)」とも呼ばれる。

青苔銭は、長興のいたる場所の野生茶畑で採取され、主な生産地域は、長興邑(杏源里、マツ林周辺10ha)や冠山邑(天冠山裾野30ha)、有治面(迦智山のカヤ林周辺40ha)、釜山面(クァンハン村の竹林周辺20ha)だ。

生産用の野生茶畑は283haで、このうち100ヘクタールから茶葉を採取する。

(省略…) ソース 全国毎日新聞(韓国語)