JRA(日本中央競馬会)は24日、阪神6Rの返し馬で「粗暴な行為、発言に及んだ」として岩田康誠騎手に、 翌日25日から5月8日まで14日間(開催4日)の騎乗停止処分を下した。

6Rの本馬馬入場後、先輩騎手が約20年も後輩にあたる若手に馬を使って幅寄せし、ラチ沿いに追い込むと、 粗暴な言葉を浴びせたという前代未聞の事件。

各メディアの報道では、同日の2Rにあった審議の際、 岩田康騎手が藤懸貴志騎手の態度に納得がいなかったことが伏線として報じられている。

  だが、元JRA騎手の藤田伸二氏によると、どうやらずっと以前から伏線があったというから驚きだ。

藤田氏は、今回の岩田康騎手の騎乗停止についての報道を受け、自身のTwitterで 「奴も48歳になるんやし先輩風吹かすのは宜しくない話しやな……」 「俺が競馬会から去ったら見事に調子に乗ってるのが目に見えてわかる」と厳しく言及。

最後には「アホちゃうか」と切り捨てた。

  その後、藤田氏は自身の公式Youtube『藤田伸二チャンネル』でライブ配信を行い、今回の件の詳細を語っている。

藤田氏によると、どうやら岩田康騎手はずっと以前から藤懸騎手に限らず、 後輩騎手を「チクチクというか、イジメてた」とのこと。

自身が知っているだけでも4、5名の若手騎手が「ヤスナリの犠牲になっていた」とか。

  中でもイジメが酷かったのが藤懸騎手らしく、藤田氏の情報によると岩田騎手が酔っ払って調整ルームに入ってきた際、 何もしていない藤懸貴志騎手に蹴るなどの暴行行為を加えていたという。

 他にも「アコギな理由で殴られたり」していたことから、藤懸騎手もJRAの裁決へ実情を何度か報告し、 岩田騎手が始末書を書いたこともあったようだ。

「藤田さんの話では、今回の即日騎乗停止は6Rの返し馬の件だけでなく、以前からJRAが何度も注意しているにもかかわらず、 岩田騎手が態度を改めなかったことへの『合わせ技一本のような感じ』だそうです。 岩田騎手は息子の岩田望来騎手が同じJRA騎手として活躍しているだけに、 藤田さんも同じ1人の子供の親として『自分の仕事現場に息子がいるにもかかわらず、よくそういうことをやれるな』と怒っていましたね。 これは本当にそうだと思います」(競馬記者)  また、藤田氏は元騎手として、岩田康騎手が返し馬の際「馬を武器にして」藤懸騎手に迫ったことにも 「馬まで使って、そんなことするなんてプロフェッショナルに欠ける」と、激しい怒りを覚えているようだ。

それがTwitterでの「アホちゃうか」という発言にもつながったという。

 その上で、これらの事実を踏まえ「(競馬開催)4日間の騎乗停止って、皆さん甘過ぎると思いませんか?」 と疑問を投げかけている藤田氏。

元JRAの先輩騎手としても「残念でならない」と発言していた。