マンタンweb2021年04月24日 特撮ドラマ「ガールズ×戦士」シリーズの第4弾「ポリス×戦士ラブパトリーナ!」の映画「劇場版 ポリス×戦士 ラブパトリーナ! ~怪盗からの挑戦! ラブでパパッとタイホせよ!~」が4月29日に公開される。

同シリーズは、2017年4月から第1弾「アイドル×戦士ミラクルちゅーんず!」がスタートし、女児を中心にに絶大な人気を誇るシリーズとなった。

第1作から監督、総監督を務めるのが映画「クローズZERO」「十三人の刺客」などで知られる三池崇史さんだ。

「ガールズ×戦士」シリーズは、なぜ人気なのだろうか? 三池監督の言葉からその魅力、制作の裏側に迫る。

 ◇今の子供を分析しない  男児を中心に人気の特撮は「仮面ライダー」「ウルトラマン」「スーパー戦隊」など長年続いているシリーズがある。

一方、女児を中心に人気の特撮は1990年代に「美少女仮面ポワトリン」のほか、2000年代以降も「美少女戦麗舞パンシャーヌ 奥様はスーパーヒロイン!」「満福少女ドラゴネット」などがあったものの、少ない。

そんな中、「ガールズ×戦士」は、約4年も続く人気シリーズとなった。

三池監督は、女児から支持される特撮作品を「珍しい。だから新鮮なのかもしれない」と考えているという。

そんな“新鮮”な作品にどんな思いを込めているのだろうか?  「あんまりほかにないですよね。昔はあったんだけど。『ポワトリン』とかね。そういう意味では、新鮮なのかもしれない。『ガールズ×戦士』シリーズで一貫しているのは、癒やしがあること。暴力でねじ伏せるのではなく、悪者の心の中にもきっと穏やかに暮らしたいという本当の姿があり、歌とダンスで、それを思い出させる。一見、無害な作品に見えるかもしれない。でも、その中にギャグもあったり、いろいろなものがあったりする」  「ガールズ×戦士」シリーズは、イマドキの女児の心をつかんでいる。

しかし、三池監督は、あえて今の子供を「あんまり分析はしない」という。

「どの作品もそうですが、今の子供は……とリサーチしない。玩具メーカーはリサーチしていますし、そこはお任せしています。現場の我々の仕事としては、自分は子供の頃、こんなものを見ていたな、面白いと思っていたな……と思い出し、子供も一緒に楽しんでもらえたらいいな!と作っています。子供と大人では、見えているものは違うかもしれないけど、同じ今の空気を吸っている。環境も昔とは違うけど、今も昔も子供はさして変わらないかもしれない」  ◇魂はアナログのままで  子供向けということで同じ目線に立つのではなく、子供を下から見上げるような目線を大切にしている。

 「格好いいな! 楽しいな!と下から見上げています。上から『こうすべきだよ!』という目線ではないんです。基本的にほかの作品もそうです。『クローズ』の時もそう。中2の目線で、高校生は格好いいな!と見ていた。中2の目から見ると、高校生は大人に見える。いつもそういう目線、憧れの目線で見ています」  三池監督はこれまで「ウルトラマン」シリーズなど特撮を手がけたことがある。

「そもそも『ウルトラマン』『仮面ライダー』にしても最初は、自分たちの世代に向けて作られたもので、それを見ていたので、いつでもあの頃に戻れるんですよ」とこれまでの特撮の遺伝子を受け継ぎつつ、CGを駆使して新しい表現に挑戦している。

 「僕らの時代の特撮はアナログなんですよ。魂はアナログのままで、その魂でデジタルを使っている。マスコットはCGだったけど、『ラブパトリーナ!』では、ラブピョコさんをぬいぐるみにしたんです。CGの方が便利ですが、実体としてそこにいると強い。どっちがいい悪いではなく、何を選ぶのか?という選択肢が増えただけ。本当の意味でのデジタルの特撮は10年後くらいの監督が生み出すのかもしれません。プログラミングから考えて、根本的に新しいものが生まれてくると思っています」 ◇子供の今しかない輝きを  “戦士”を演じる子供たちの演技も魅力的だ。

視聴者である子供は“戦士”に憧れる。

三池監督は「等身大の彼女たちがいればいい」と考えているという。

 「『ファントミラージュ!』『ラブパトリーナ!』だったら(シリーズ構成の)加藤(陽一)さんが女の子たちに会って、話をして、キャラを決める。

そのキャラを一番うまく演じられるのは彼女たちだけ。

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