2021/04/24 00:05  全日本空輸(ANA)を傘下に持つANAホールディングス(HD)は23日、2021年3月期の連結業績予想を上方修正し、最終利益が4050億円の赤字(前期は276億円の黒字)になる見通しだと発表した。

5100億円の最終赤字としていた昨年10月時点の予想から改善する。

業績悪化を受けて昨秋打ち出した事業構造改革の実施で、費用削減が進んだ。

燃費の悪い大型機から、中・小型機への移行を進めて燃料代を削減したほか、社員の外部出向を拡大して人件費の圧縮も進んだ。

 将来戻ると見込んで一時的に資産に計上している「繰り延べ税金資産」を積み増したことで、最終利益が400億円押し上げられた。

ワクチン接種の拡大で旅客数が回復し、将来的な法人税の支払いが増えると見込んだ対応とみられる。

 国際線貨物の受注が上向いていることも寄与した。