絵はフルカラー。

解説も充実 聖徳太子が創建した日本最初の仏法道場である和宗総本山四天王寺(大阪市天王寺区)でも来年の1400年御聖忌法要を前に各種記念事業が行われている。

その一つが3月から販売されている「聖徳太子かるた」。

聖徳太子の偉業や四天王寺の歴史が楽しく学べるものだが、イラストを描いているのが漫画界の奇才・川崎ゆきおさんなのだからビックリ。

漫画マニアからも注目されている。

 川崎さんは伝説の漫画雑誌「ガロ」でデビューし、独自の画風と世界観がマニアックな支持を集める。

大阪・関西の風物についての飄逸なエッセイも人気で、四天王寺の山岡武明参詣課長は「地元のことをよくわかっている漫画家に描いてほしいという思いがありました」と話す。

四天王寺が川崎さんに資料を提供、5年がかりで46枚のイラストの執筆となった。

凛々しくもどこかとぼけた感じの太子や仏像は抜群に印象に残る。

 「和の精神平和を愛す太子の心」など読み札の裏には詳細な解説がある。

「四天王寺には絵解き説法の伝統がありますが、かるたも絵解きと同じく幅広い人々に仏法を伝える手段。まさに僧侶が法話をするつもりで解説を書きました」と山岡課長は力を込める。