プロ野球のペナントレースで熱戦が繰り広げられるなか、何らかの事情から1軍でスポットライトから遠ざかっているビッグネームたち。

各球団ともファームへの取材は、新型コロナウイルス対策を名目に大幅に制限されているため、詳しい動静は伝わってこない。

夕刊フジ独自のルートを通じて仕入れた、“球界あの人はいま”のシビアな現状をレポートする。

【写真】小林誠司も突然2軍落ちの謎  巨人は開幕早々、主軸打者の丸ら野手4人がコロナ陽性で離脱。

1軍の大ピンチに高卒1年目の秋広ら若手が緊急招集されるなか、3億円プレーヤーの陽岱鋼外野手(34)の名前が首脳陣から一向に上がらなかったのは異様と言っていい。

 チーム関係者は「この状況で声が掛からないのは、戦力として見られていないということ。1軍に上がるには原則、原監督とのパイプが強固な阿部2軍監督の推薦が必要だが、現状で陽が推薦をもらうのは絶望的だ」とバッサリ。

ケガもないのに2軍どころか、3軍暮らしで冷や飯を食らう背景には「阿部2軍監督の心証を決定的に悪くする怠慢プレーがあった」と前出関係者は明かす。

 陽は今春オープン戦でアピールできず3月11日に2軍落ち。

同25日のイースタン・リーグ西武戦(カーミニーク)に先発出場も、5回の守備で先頭打者の左翼後方への飛球を緩慢な追い方で二塁打にしてしまった。

この日の先発は当時1軍昇格に懸けていた畠で、この不運な長打をきっかけに4点を失うなど炎上。

事態を重く見た2軍首脳陣は次戦から陽を先発から外し、同28日の日本ハム戦での代打出場を最後に3軍送りとした。

 イースタン4試合の打撃成績も打率・077、本塁打、打点ともに0と散々。

前出関係者は「打席でも気のない空振りを繰り返していた。2軍は阿部監督の方針で若手に実戦経験を積ませることが最優先。かといって、3軍の実戦にも出ていない。モチベーションがひどく低下している。FA(5年)契約最終年で、後先のこともいろいろ頭によぎるだろうけど、そんなことを言っている立場ではない」と話す。

 今後の1軍昇格の可能性について、別のファーム関係者は「かなり厳しいと思うよ。阿部2軍監督が推薦するのは成績のほかガッツがあり、しっかり自分をアピールできる選手。チーム内で陽の言動は何かと、同じ日本ハムから来た石川慎吾(外野手)と比べられています」と明かす。

 「慎吾は2軍に落ちた途端、機転を利かせてアピールをする。声をしっかり出し、結果が出ても出なくても全力プレー。だから阿部2軍監督の目にとまるし、1軍に推薦してもらえる。ヨソから来て、生存競争が激しい巨人で生き残る術を知っているよな、と話題になっています」  さらに「一番厄介なのは、陽が起用されないことへの不満や愚痴を周囲に漏らしていること。2軍だけでなく1軍の選手、関係者にもかなり伝わっている。原監督や首脳陣の耳にも当然、入るでしょう」とも。

高橋前監督時代に、5年総額22億円ともされる超大型契約で迎え入れられたFA戦士は、契約最終年に末期的状況を迎えている。

 陽の獲得に関わっていない全権監督の原監督にとって今や、何の情もわかない単なる不良債権。

台湾の国民的英雄がこんな末路では寂しすぎる。

高額年俸がネックでトレードも容易ではないが、戦力不足でパ・リーグ最下位に沈む古巣日本ハムあたりに温情で送り出せないものか。

 =金額は推定 4/23(金) 16:56配信 成績
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