新型コロナウイルスに関する英国の調査で、英アストラゼネカや米ファイザーのワクチンを1回接種した後、 全ての年齢層で感染が65%減少したことがわかった。

このデータは、オックスフォード大学と保健省、英国立統計局(ONS)が共同で実施した2件の研究から得られたもので、 調査は英国型変異種が流行していた時期に実施された。

高齢者や基礎疾患のある人にも、ワクチン接種が健康な若年層と同様に有効であることがわかった。

研究では、2020年12月1日から2021年4月3日までの間に、 37万3402人の被験者から採取された検体160万件以上の検査結果を分析。

ワクチンを1回接種してから21日経過後、2回目の接種は施していない状態で、感染者数は65%減少したという。

症状のある感染者は74%、無症状の感染者は57%、それぞれ減少した。

2回目の接種後には、感染者数は全体で70%、症状のある感染者数は90%減と、さらに大きく減少。

過去に新型コロナに感染したことのある人と同様の予防効果がみられた。

また、この研究では、いずれかのワクチンを1回接種した後と、 ファイザーのワクチンを2回接種した後で、抗体レベルがどのように変化するかを調べた。

その結果、1回接種した場合の抗体反応は、高齢者ではわずかに低かったものの、 2回の接種では全ての年齢層で高い抗体反応が得られた。

ベセル保健相は声明を発表し「世界で最も早くワクチン接種を開始した国の1つである英の接種プログラムが、 『多大な影響』を与えていることを示している」と述べた。