吉永小百合が医師役に初挑戦した、成島出監督の映画『いのちの停車場』。

同作で小児がんの子を持つ母役を演じた女優・南野陽子が18日、大阪市内での記者会見に出席した。

在宅医と患者の姿を通して「いのちのしまい方」を描いた同作。

その題材にちなんで「どのような最期を迎えたいか」と質問された南野は、「南野家では昔から、旅行に行って、楽しく明るいときに『遺影用の写真を撮ろう』ということを続けてきたんです。アルバムには、気に入った写真がどんどん積み重なっています」と明かす。

2011年11月、母・久美子さんを亡くしたときも「そのアルバムの最後にあった写真を母の遺影にしました。父はまだまだ(写真を)更新中です。私も自分の気に入った写真で逝けるようにしておきたいです」と語った。

吉永の最後の場面の演技について「すごくピュアに演じられています。鑑賞者の心を裸にしていく感じがします」と絶賛。

また、さまざまな解釈ができるラストについて、「私のなかで『結末はこっちだな』と思っているものがあります。ただ、吉永さんと成島監督は観る人に宿題を与えたのではないでしょうか。観る人の状態で捉え方は違うはず」と語った。

映画『いのちの停車場』は南杏子氏の同名小説が原作。

ある事件をきっかけに在宅医になった主人公が、生き方を尊重するための医療、患者とその家族と向き合っていく。

5月21日より全国公開。

取材・文/田辺ユウキ 4/18(日) 20:55配信
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