新型コロナウイルスの感染の急拡大で入院先が決まらず、救急車の中で待機を余儀なくされる患者が、大阪府内で相次いでいて、府は入院調整の間、酸素吸入などの処置を行う一時待機所を大阪市内に設置しました。

新型コロナウイルスの感染の急拡大で、大阪府内では入院先の医療機関がすぐに決まらない事態が相次ぎ、大阪市内では入院までに7時間以上、救急車の中で待機を余儀なくされるケースも出ています。

救急車の稼働率が下がり、一般の救急にも支障が出始めているとして、大阪府は患者の入院先が決まるまで一時的に待機してもらう「入院患者待機ステーション」を大阪市内に設置しました。

施設には、ベッド8台と酸素吸入用の装置のほか、血液中の酸素の値や心電図を確認できるモニターなどが整えられ、受け入れ準備が整いしだい、22日か23日にも、救急搬送が多い正午から午後7時まで稼働させる方針です。

この施設は、大阪市内の患者が対象で、大阪府は大阪市以外の患者を対象にした施設の設置も検討するとしています。

大阪府健康医療部の倉橋秀和参事は「搬送先がなかなか見つからず、救急車の稼働率も落ちている。施設を設置することで、自宅療養で亡くなられることを防ぎ、一人でも多くの患者を適切に搬送できるようにしたい」と話しています。

NHK 2021年4月22日 13時25分