スポーツ 投稿日:2021.04.04 06:00FLASH編集部  いまや小学生の憧れの職業の上位にランクインするYouTuber。

3月26日にセ・パともに開幕したプロ野球のOBも、続々とYouTuberデビューしている。

いまや球界屈指の人気YouTuberとなったのが、ロッテで2度の日本一、第1回WBCで日本代表として世界一を経験した、里崎智也(44)である。

「登録者数42万人というのが、多いのか少ないのかはよくわかりません。ただ、以前は『テレビを見ました』と言われることが多かったのですが、最近は『YouTube見てます』と声をかけてもらえることが増えたのは確かです」  豪華ゲストを呼ぶことで人気となったチャンネルが多い一方、里崎の特徴は、忖度なしのストレートな発言と企画力。

「ゲストに頼ってしまうと、呼べなくなったら終わりじゃないですか。それに、当然お金もかかります。YouTubeって基本、(予算の)持ち出しで成り立っているので、回らなかったら赤字でリスクもあります。  言い切る物言いが人気? 僕は指導者に1ミリも興味がないですからね。もし現場に戻りたければ、球団にネガティブな情報は、ご法度(苦笑)。僕が話しているのは、野球好きの方が居酒屋で話していることの延長で、元プロだからそこに説得力が加わって、見ていただけているのかなと思っています」  バズったのは「一軍と二軍の差はこんなにも大きかった……」という動画。

再生数は約127万回。

二軍は相部屋、一軍は個室となる遠征時のホテルの部屋割や、移動のチケット格差(飛行機の席のアップグレードは自腹)などを語り、スポーツドリンクもトレーナーが作ってくれる一軍と、自ら粉を水に溶かす二軍など、具体例を挙げながら解説。

ロッテの二軍は厳しい環境だったことがよくわかる。

 YouTubeは、自身のアイデア次第で収益に繋げられ、そこにおもしろさを感じているという。

「野球解説者って、基本的に下請け事業。どんなにすごい意見を持っていても、依頼がなければ世に出ることはない。YouTubeは自分発信。好きなことを言って、それがお金になるなんて、こんなおいしい仕事はないです(笑)」  38歳で引退した里崎は、16年間の現役生活で、生涯を過ごせるだけのお金を稼ぐことに成功したとも話す。

そんな安心感が、遊び心にも繋がっているかもしれない。

「僕の中でYouTubeは、あくまで登録者数や再生数、収益を上げるゲーム。今も年俸1億円っていうのは目標ですし、登録者数が100万人いくかどうかの実験もしてみたい。  巨人の公式YouTubeの登録者数は、僕と同じ約42万人。でも、僕は12球団すべての野球ファン向けにやっているので、もう少しパイがあるはずですからね」  テレビじゃ聞けない、YouTubeでの “忖度なしの解説” は、ファンにとってはたまらない。

さとざきともや 1976年5月20日生まれ 徳島県出身 ドラフト2位で1999年にロッテ入団、2度の日本一。

2006年WBCで世界一。

2014年に引退 写真・ヤナガワゴーッ! 取材&文・栗原正夫 ※本文中敬称略 (週刊FLASH 2021年4月13日号) Satozaki Channel