「まん防」って言わないで――。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府が宮城県に適用を決めた「まん延防止等重点措置」の略称に、同県気仙沼市が気をもんでいる。

2011年の東日本大震災で全壊し、10年をかけてやっと再建した市内の道の駅のトレードマークが「マンボウ」のためだ。

「マイナスイメージが付きかねない」として、慎重な使用を呼びかけている。

 同市南部の道の駅「大谷海岸」は3月28日にオープンしたばかり。

建物のロゴなどがマンボウで、施設の目玉はプロジェクションマッピングで泳ぐマンボウだ。

市は「南の玄関口」と位置づけ、観光拠点として大きな期待を寄せている。

 市は3月31日付で報道機関に要請書を提出。

「道の駅だけではなく、可愛いお魚として人気のあるマンボウにとっても(まん防の略称が)良からぬイメージを与えかねない」としている。

(星乃勇介) 朝日新聞 2021年4月3日 9時22分 写真