4/2(金) 18:00 スポーツ報知 亀田大毅氏、“浪速のプー太郎”から再起を賭けてYouTubeを開始「今働いていない人も腰を上げてくれれば」 自身のYouTubeをスタートさせたプロボクシング元世界2階級王者の亀田大毅氏  プロボクシングの元世界2階級王者の亀田大毅氏(32)が2日、YouTubeをスタートした。

都内で取材に応じた大毅氏は「僕の動画を見て、今働いていない人も腰を上げてくれれば」と意気込んだ。

(取材・構成=田中 雄己)  リングを降りて、5年以上がたつ。

2006年に“浪速の弁慶”の愛称でデビューした大毅氏は兄の興毅氏(34)、弟の和毅(29)と共に「亀田3兄弟」として人気を博し、10年2月にWBA世界フライ級王座を奪取。

13年9月にIBF世界スーパーフライ級王座を獲得し、2階級制覇に成功したが、15年11月に、左目の網膜剥離のため現役を引退した。

 職業病とはいえ、視力低下による突然の引退。

気持ちの整理はつかなかった。

「それぞれ引退の仕方があると思うけど、僕の場合は突然目が見えなくなって。お兄ちゃんとかは、正直な話、弱くなってきてもいたし。僕の場合は強い所で突然の引退で、目の前が真っ暗になってしまった。もしボクシングを続けられる状態だったら、今もまだ現役を続けていると思っています」と振り返る。

 燃え尽き症候群に陥った。

現役時代は朝5時から昼、夜と3部練習が日課だったが、引退後は何もやる気が起きなかった。

「何時まで寝ても関係ない。ご飯食べて、寝ての繰り返しで。一時期は、20キロくらい太りました。走るのも、『電車間に合わない』と思ってちょこっと走る位でした」。

 体を動かさない。

仕事もしない。

“浪速の弁慶”から“浪速のプー太郎”になった。

「お金はあんまり使わない。家に帰ればご飯がある。服も上(長男)からお下がり、下(三男)からお上がりもある」。

それでも子供は、2人いる。

現役時代に蓄えた貯金は、ついに底をついた。

すでに、自身のチャンネル登録者数50万人を超える父・史郎氏の助言もあり、この日からYouTubeをスタートした。

「OROCHI TV」チャンネルにて配信され、番組名は人気漫画「カイジ」の原作者である福本伸行氏(62)が「熱狂ガテン録ダイキ」と命名した。

 動画は、週2回配信予定。

アルバイトの経験もない亀田があらゆる方法で体を張ってお金を稼ぎ、生活を見直していく。

「隠すこともないので、全部さらけ出すつもりで。もともと、ただのくそガキですから。僕にできることも、できないこともチャレンジしていきたいですね」「僕の動画を見て、今働いていない人も腰を上げてくれれば。ご飯食べて寝て、ご飯食べて寝てを何年間も繰り返していた僕の腰が上がったということは、日本中全ての人の腰が上がると思います」と笑った。