岐阜新聞社 4/2(金) 8:24  笠松競馬場(岐阜県羽島郡笠松町)の騎手や調教師らが所得税の申告漏れを指摘された問題で、県地方競馬組合設置の「笠松競馬不適切事案検討委員会」がまとめた報告書。

騎手、調教師の一部がグループで馬券を購入していた事実が明らかになり、関係者やファンは憤りをあらわにしている。

 競馬ファンの60代の男性会社員=各務原市=は「以前から笠松競馬は『八百長が絡んでいるのでは』といううわさがあった。今回の問題が発覚した時は、やはりという印象しかなかった。略式起訴された騎手、調教師以外にもいるとは思っていたが」と話し、「今回の報告書を受け、本当に膿を出し切れるのか、そこに尽きる。不正に関わった騎手らの厳しい処分を望む。レースが再開すれば、馬券を買おうと思うが、また不正が繰り返されるようであれば、笠松競馬は廃止しかない」と厳しい表情だった。

 報告書では、現役の男性調教師が女性きゅう務員らに対して、セクハラ行為を繰り返し行っていたことも認定された。

調教師は2018年から今年2月にかけて、女性きゅう務員のしりを触ったり、別の女性きゅう務員に抱きついたりしたほか、競馬場の出入り業者の女性らに対して、性的な言動を浴びせるなどした。

 セクハラ被害の申告を受け、組合は18年に調教師に「注意書」を交付。

調教師は「誓約書」を提出したが、セクハラ行為は続いたという。

 一連の不祥事の認定について、古田肇知事は「深刻に受け止めている。今後この報告書をベースに、関係者の処分や再発防止策を早急に検討し、具体案を用意したい。二度とこのような事態が繰り返されないようにしたい。現時点でいつごろにレースを再開できるかは申し上げられない」と話した。