JR九州の唐池恒二会長が、1日に福岡市の本社で幹部らに行った年度初めの訓示で、国や東京都など一部自治体の新型コロナウイルス対策について、「3密になりやすい飲食店全体を悪と決めつけている」と、不満を爆発させた。

 唐池氏はコロナ禍の1年間の経験から「マスクを着用していれば、満員の通勤電車でも、飛行機やエレベーターといった密室でも感染しにくく、そこでクラスター(感染者集団)が発生した事実はない」と主張。

 昨年11月からの感染「第3波」に伴う国の観光支援事業「Go To トラベル」の停止や、飲食店に対する時短営業要請について「一部の専門家や都知事などのあおりに踊らされた情緒的かつ政治的パフォーマンス優先で、責任逃れの対策の羅列」と痛烈に批判。

「ほとんど感染の可能性が低い領域まで含めて広範囲にじゅうたん爆撃するように見える」と憤った。

 唐池氏はかつて、赤字が続いていたJR九州の外食事業を立て直したことで知られる。

 (古川剛光) 2021年4月2日 6時0分