中国外務省の報道官は、日本とインドネシアが30日行った外務・防衛の閣僚協議で、海洋進出を強める中国への深刻な懸念を共有したことなどをめぐって「日本側の最近の否定的なふるまいに深刻な懸念を表明する」と述べ、反発しました。

30日行われた日本とインドネシアの外務・防衛の閣僚協議では、「海警法」の施行など、中国が東シナ海と南シナ海で力による一方的な現状変更の試みを継続・強化しているとして、深刻な懸念を共有し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携を確認しました。

これについて、中国外務省の華春瑩報道官は1日の記者会見で、中国はインドネシア側から会合の状況を把握したとしたうえで「われわれは、日本側の中国に対する最近の一連の否定的なふるまいに深刻な懸念を表明する。日本側には、根拠のないことで中傷するのをやめ、両国関係の大局を守るよう求める」と述べ、日本側に反発しました。

中国国防省も、先月行われた日米の外務・防衛の閣僚協議で、日本側が中国の海洋進出や人権問題を強い表現でけん制したことなどを念頭に、同様の表現で日本側に反発しています。

中国は、今月予定されている日米首脳会談を前に、日本側の動向に神経をとがらせているものと見られます。

NHK NEWS WEB