元キックボクサーで現在はMMAファイターの平本蓮(THE PANDEMONIUM)が、MMAだけならず立ち技でもカーフキックが大流行している現状に苦言を呈した。

 平本は2021年2月23日(火・祝)の19時16分に「キックの試合でカーフ狙う人増えすぎてなんか最近のキックボクシングつまらないな」と、自身のSNSに投稿。

時間帯から推測すると、同日に後楽園ホールで開催されていた『RISE146』(ABEMAにて生中継)を観戦してのものだと思われる。

『RISE146』では第4試合の山畑雄摩(心将塾)vs大石健作(TEAM TEPPEN)でカーフキックとローキックの蹴り合いが見られ、第6試合では良星(Team Bull)と内藤啓人(BELLWOOD FIGHT TEAM)がカーフキックを蹴り合ってダメージを与えた良星がパンチにつなげてダウンを奪った。

また、セミファイナルの風音(TEAM TEPPEN)vs HIROYUKI(RIKIX)、メインイベントの大崎一貴(OISHI GYM)vs一航(新興ムエタイジム)でもカーフキックが見られた。

 2発まともに入ると蹴られた方は足の神経が麻痺し、思うように動かなくなるため大きくバランスを崩すなど、この日もカーフキックの威力をまざまざと思い知らされる試合がいくつかあったが、さすがにスネブロックしてダメージを軽減させる一航のような選手も現れた。

 しかし、3分3R制が主流となり、3Rならローキックを蹴られても耐えられるとの考えからスネブロックをしない、またパンチ主体で前足重心の選手が増えたためスネブロックをしようとしても間に合わない選手が多い昨今、カーフキックはまだしばらく猛威を振るいそうだ。

 平本は続けて「3分3Rなら殴り合え」と投稿。

これはカーフキックを“蹴った者勝ち”のようになっている現状に苦言を呈したものだろう。

とはいえ、有効な攻撃なのだからカーフを蹴らない手はない。

ただ那須川天心らが言うように、技術の幅が広く組み技のあるMMAならまだしも、攻撃の幅が限られているキックボクシングでは「そういう技があるのなら防御ができて当然」(那須川)とも言える。

 もっとも、カーフ一辺倒の選手はそこまでおらず、ローキックや足払いと混ぜて使う選手が多い。

防御が進化して、その防御を破るためさらに攻撃の技が進化する。

今はその最初の段階にあるのかもしれない。

2/24(水) 12:23配信