もう30歳、まだ30歳?  30歳になった、フィギュアスケーターの浅田真央(まお)に、そんな質問をする機会があった。

 「その質問ですね――。『まだ30歳』です。これからが新しいスタートです」  初めて取材したとき、彼女はまだ15歳。

だから、今も私は浅田のことを、「まおちゃん」と呼んでしまう。

そのことも聞いてみたら、笑って答えてくれた。

 「うれしいですよ。30になっても『まおちゃん』って呼んでもらえるなんて」  今は自らが座長を務めるアイスショー「サンクスツアー」で全国を回ったり、テレビなど様々なメディアに出演したり――。

現役引退から約4年経つが、華やかで幅広い活動を続けている。

 30歳の節目を迎え、夢を一つ教えてくれた。

 「田舎生活をしようと思います」  古民家を探しに行く、という本気度。

この10年もの間、温めてきたプランだという。

 「20歳ぐらいの時から無農薬のお野菜や採れたてのお野菜をいただく機会が増えて、少し興味を持ちました。引退してからも、けっこう田舎に行って、緑はきれいだなとか、森に入ったらすごい癒やされるな、と。そこからですね」  「自分でお野菜を作ったり、お米や調味料を作ったりできたら、それが一番のぜいたくじゃないかなと思っています。今の時代、ずっと仕事で都内にいる必要もないですし、自分の古民家と行ったり来たりしようかなと思います」  どんな生活なんだろう。

 「ね、本当に。古民家を買ったはいいけど、一人で住むっていうのは危ないと思いますよ。ほんとほんと、熊を退治してくれるような男性がいないと」  「こういうことを軽はずみにメディアの人に言うと、本当にニュースになっていろんな人からいろんなことを言われるんで、控えるようにしているんですよ。ですけども、最終的には、やっぱり一緒にいて、楽しいなとか、合う人がいいです。中身のちゃんとした人がいいなと思って。自分といろんなことがしっくり来るような、一緒にいて楽しい人がいいですね」